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学会案内|学術研究部会

平成30年度学術研究部会の案内

日本雑草学会は平成15年度から学術研究部会(以下、研究部会)を設置し、活動を行っています。平成30年度は下記の各研究部会が活動を行っています。各部会への問い合わせ等は学会事務支局までご連絡下さい。
※なお、平成31年度学術研究部会の新規募集については、平成30年12月頃にご案内する予定にしております。

日本雑草学会事務支局 
〒602-8048
京都市上京区下立売通小川東入ル西大路町146 中西印刷株式会社学会部内
TEL:075-415-3661 FAX:075-415-3662 wssj●nacos.com(●を@に変換してください)



【学術研究部会名】雑草の個体群生態学研究会

【背景・目的】
欧米における雑草学の動向をみると、個体群生態学的アプローチの重要性が次第に高まってきているが、日本の雑草生物学は主として個生態(生理生態)、種生態(種内変異)および作物-雑草間競合の解析を中心に進められてきており、雑草を対象にした個体群生態学の基礎は不十分である。本研究会は、雑草学会において埋土種子集団を含む個体群生態学に対する理解を深め、雑草の「空間生態」の研究深化をめざすし、議論を深めることを目的とする。このために研究発表会を開催するほか、位置情報収集ツールの使用方法の高度化、普及を進め、情報共有を促進する。



【学術研究部会名】雑草利用研究会

【背景・目的】
背景:平成16年に設立した雑草利用研究会は、平成17年度は「水辺環境の修復」、平成18年度は「雑草を利用した緑化」、平成19年度は「沖縄における雑草利用」をテーマに研究会を開催した。さらにタイ国カセサート大学と岡山大学との国際交流に基づく「環境保全セミナー」にてタイ国の雑草利用に関する研究を紹介すると共に、世話人らはH19年度日本雑草学会シンポジウムにて「雑草をきわめる ~歴史に学び、未来を拓く~ 雑草利用学の立場から」というテーマで企画・講演を行った。続く平成20年度は「水田畦畔植生」、平成21年度は「環境修復への雑草活用事例」、平成22年度は「雑草からの植物病害抵抗性誘導物質の探索」をテーマに研究会を開催した。また、平成20年度からは世話人の大学における教育プログラム(文科省現代GPプログラム)やイベントと連携して、国内外あるいは学界内外へ雑草の利用に関する発信を行い、特に次世代への啓蒙に対して一定の成果を得ている。平成21年度は第24回日本雑草学会シンポジウムの開催を担当し、韓国から講師を招聘することにより、雑草を資源循環型社会に利用する理念を検討した。さらに平成23年度は本学会50周年記念事業のシンポジウム等に積極的に関与した。そして、平成24年度は岡山大が世話人となり開催した国際セミナーを活用して、雑草の利用の概念を広めた。平成25年度からは、社会人や大学生、高校生が集まる環境保全フォーラムにて雑草利用に関する研究や調査を紹介する機会を設定し、「雑草との共存」の概念を提言している。平成28年度は今までの路線を継承しつつ、平成27年度に編集した一般向けの小冊子「Setouci Stroll」を発刊すると共に、連載シリーズとして発刊する準備を行うことにより、「雑草の利用」を地域に広く発信する予定である。
目的:雑草の機能を解析した上で、新しい技術を導入した雑草利用学への学術的方向づけと学界内外への発信を目的として活動する。



【学術研究部会名】除草剤抵抗性雑草研究会

【背景・目的】
背景:雑草の除草剤抵抗性生物型の出現が日本で初めて報告されてから25年以上が経過した。日本の水稲作においては、現在スルホニルウレア系除草剤(SU剤)抵抗性生物型に有効な除草剤が市販され、SU剤抵抗性生物型の防除に関する問題は沈静化しつつあるようにみえるが、現実問題として、新たな草種での抵抗性生物型の報告が相次いでいる。また、ネズミムギ、オヒシバ、ヒメムカシヨモギにおいてグリホサート抵抗性生物型の出現が日本でも報告されたように、特定の除草剤の継続使用によって新たな除草剤抵抗性生物型が出現する可能性が高い。世界的な観点からすれば、雑草の除草剤抵抗性生物型の出現が現在もなお次々と報告され、さらに、除草剤抵抗性作物の栽培に伴う抵抗性雑草の出現が新たに問題化している。雑草の除草剤抵抗性生物型の抵抗性獲得機構や生物学的特性などに関する知見を集積することは、雑草の除草剤抵抗性生物型に対する対策を構築するうえでも有益である。また、雑草の除草への適応や進化を考える観点からも、雑草の除草剤への抵抗性の進化は興味深い課題である。
目的:除草剤抵抗性雑草に関するさまざまな情報を共有し、抵抗性雑草防除への生物学的アプローチの今後の展開を探るための情報交換を行ない、その周辺領域を含めたさらなる研究活動を展開する。



【学術研究部会名】有機農業技術研究会

【背景・目的】
 有機農業とは、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業であり、有害動植物の防除には除草剤など化学的資材を使用せず、耕種的防除、物理的防除、生物的防除、またはこれらの組み合わせのみによって行わなければならない。モンスーンアジアにおける有機農業を実現するには、雑草問題をいかに解決するかが最大の課題であり、有機農業生産者はさまざまな技術を工夫して対策を講じているが、革新・普遍的な技術体系に至ったものはほとんどない。また、これまで雑草学会においても耕種的防除法などの科学的知見は蓄積されてきたが、生態学的雑草管理に基づく有機農業技術としての体系的な研究事例は少ない。
 近年、食の安全や環境に対する意識の高まりから、有機農産物への需要が高まってきており、平成18年には有機農業の推進に関する法律も施行されたことから、有機農業に関する技術の研究開発及びその成果の普及が求められている。現在、国内においても民間レベルで様々な有機農業による抑草技術が提案・実施されているが、その科学的・技術的検討は十分に行われておらず、ヨーロッパや北米のような冷涼・乾燥地における生態学的雑草管理の手法を参考にしながらも、水田をベースにしたモンスーンアジアの代替雑草管理技術の確立は急務である。そこで、ますます情報の共有化や技術的課題に対する建設的な議論の場が必要となってきている。
 目的:耕種的防除に関する基礎研究から現場事例まで、有機農業技術に関する情報の収集と共有を図るとともに、生態学や雑草科学の視点から有機農業技術の検証に関する課題整理を行うことを目的とする。また、今後の有機農業技術開発の方向性に関する議論を深めていきながら、新たな研究シーズの提案も行う。



【学術研究部会名】外来雑草モニタリング研究会

【背景・目的】
 逸出する意図的導入経路、農産物等の商品に混入したり、輸入貨物に付着したりして持ちこまれる非意図的導入経路などである。導入された種のうち何%が侵略的外来種となるかを算出すると、非意図的導入種のほうが意図的導入に較べて侵略的になりやすい傾向がある。農作物等に混入して非意図的に持ちこまれる外来植物は、もともと農耕地など人為的撹乱地に適応した雑草が多いため、特に注意が必要だと考えられる。
 輸入農作物を陸揚げする港湾周辺は、非意図的に持ちこまれる外来植物の初期侵入地として着目すべき場所である。実際、混入種子由来と考えられる外来植物が多数生育している。輸入農作物を介して非意図的に日本に持ちこまれ,農業生産および生物多様性への影響が懸念される植物のリスク評価には,日本各地の穀物輸入港湾のフロラ比較とその継続監視体制が有効と考えられる。外来植物の侵入・定着に関する報告の多くはアマチュア植物研究者によってなされてきた。そうした報告の多くが散発的で,地域ごとに分散しており,全国的な動向を把握することが困難であった。雑草研究者との連携・協働によって,調査方法を確立し,フロラリストを整理,更新することで,外来植物の分布拡大・リスク評価研究への展開が期待される。
 目的:本研究会では、日本全国の主要港湾における定期的なモニタリングおよび情報共有を可能にするため、雑草学会の本研究会世話人を中心に,各地域の地域植物誌研究者との情報共有・連携関係を構築し、主要な輸入港湾周辺の継続した植物相研究体制を構築し,共通・統一した調査手法とデータの解析手法を検討し,蓄積されたデータが有効に活用される公表方法について検討する。



学術研究部会の活動

平成20年度 雑草についての意識調査の結果PDF 都市雑草研究部会
平成19年度 都市雑草研究部会設立 都市雑草研究部会
平成16年度 第二回雑草分布調査(チガヤ) 雑草モノグラフ企画チーム
  「雑草度合い」の判断 雑草リスク評価研究会
  第三回雑草分布調査(ミズアオイ) 雑草モノグラフ企画チーム
  雑草利用研究会設立 雑草利用研究会
平成15年度 第一回雑草分布調査(ショクヨウガヤツリ) 雑草モノグラフ企画チーム
  第一回雑草分布調査の結果 雑草モノグラフ企画チーム

 

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