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雑草名リスト|学術情報

雑草名リストについて

本HPに掲載している雑草名は,おもに日本に雑草として分布している高等植物の名称です。雑草の種類,学名および和名は,使用上の混乱を避けるために,以下の基準で整理・収録したもので,雑草学会として定義し使用を制限しているものではありません。このデータを利用される場合は,意図を良く理解して活用下さい。なお,本HPのデータをダウンロードする,あるいはコピーして,個人的な目的以外に利用される場合は,著作権上の問題がありますので,用語委員会または日本雑草学会へ使用の承諾を求めて下さい。

  1. 雑草の種類は,学名-和名-学名(シノニム)―和名(シノニム)―英名-生活型-科名で示しています。データは,学名(属名)のアルファベット順に配列しています。和名や英名から参照する場合は,検索システムをご使用ください。
    ・検索システムはこちら→雑草名検索システム
  2. 収録した雑草の範囲は,笠原安夫(1972)「日本雑草図説」に掲載された耕地雑草を基本とし,草地雑草,樹園地雑草,林野の雑草,水生雑草および道路や鉄道の法面,河川の堤防,住環境,ゴルフ場などの非農耕地の雑草など日本におもに分布する雑草を追加したものです。一部,国外の特定の地域に分布している雑草を含んでいます(894種を収録,2014年3月21日)。
  3. 学名は,大井次三郎(1975)「日本植物誌 顕花篇」,大井次三郎(1983)北川政夫改訂「新日本植物誌 顕花篇」,大井次三郎(1978)中池敏之増補「日本植物誌 シダ篇」を基本とし,植物分類学文献および以下1)~11)の刊行物を参考として整理しました。学名は,国際植物命名規約の「セントルイス規約」(2000)にしたがって表記し,最新の学名についてはYlistを参照しました。よく使用される異名(Synonym)は若干の例に限り,学名(シノニム)に表記しました。種内分類群は,亜種subsp.,変種var.,品種f.で表記し,命名者は,出来るだけ植物規約で推奨されている短縮表記に統一しています。なお,属名,種小名は本来はイタリック体であるが,Webページの記述言語の制約から,イタリック体で記されていません。
    1) 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎・亘理俊次・富成忠夫編(1981~1982,1989)『日本の野生植物 草本編I,II,III,木本編I,II』
    2) 北村四郎・村田 源・堀 勝・小山鐵夫(1957~1979)『原色日本植物図鑑 草本編I,II,III,木本編I,II』
    3) 牧野富太郎(1989) 小野幹雄・大場秀章・西田 誠編修『改訂・増補 牧野新日本植物図鑑』
    4) 長田武正(1976)『日本帰化植物図鑑』
    5) 長田武正(1977)『原色日本帰化植物図鑑』
    6) 田川基二(1959)『原色日本羊歯植物図鑑』
    7) 鈴木貞雄(1978)『日本タケ科植物総目録』
    8) 大滝末男・石戸忠(1980)『日本水生植物図鑑』
    9) 初島住彦(1971)『琉球植物誌』
    10) 環境庁自然保護局編(1987)『植物目録』
    11) 沼田 真・吉沢長人編(1983)『日本原色雑草図鑑』
    12) 堀田 満・緒方 健・新田あや・星川清親・柳 宋民・山崎耕宇編(1989)『世界有用植物事典』
    13) 角野康郎(1994)『日本水草図鑑』
    14) 清水建美(2003)『日本の帰化植物』 平凡社
  4. 和名は,上記の文献等に準拠し,使用上の混乱が最小限になるように,それぞれの学名に宛ててあります。良く使用される別称は和名(シノニム)に併記しました。
  5. 英名(欧名)については,アメリカ合衆国雑草学会編「Composite List of Weeds」Weed Science Vol.32 Suppl.2 (1984)を基本として,補充しました。
  6. 生活型は,〔a〕:一年草annual plant, winter annual plant, 〔b〕:二年草biennial plant, 〔p〕:多年草perennial plantおよび〔w〕:木本woody plantの意味です。これらは,本州での平均的な状態で,極寒地や亜熱帯などでは当てはまりません。

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