1雑草って何?
「雑草」という言葉から思い浮かぶものは、人によってずいぶん違うかもしれません。農業や家庭菜園をやったことのある方なら、わずかの隙に田畑や庭を占拠してしまう、憎たらしい草たちを思い浮かべることでしょう。しかし、ルールだらけの生活に疲れ気味の都会人なら、どんな場所でもたくましく生い茂る雑草を眺めて、元気をもらうことがあるかもしれませんね。

農業・農学の分野では、雑草は、農耕地やその周辺にはびこって農業生産を妨げる植物を意味します。扱う範囲はやがて、空き地、道路・鉄道、水系などの非農耕地にも拡大されました。つまり雑草は、防除の対象となる植物全般ということになります。

上のような定義には、価値判断が含まれています。生態学の立場では、「頻繁な人為的攪乱を受ける立地に生育する植物」といったニュートラルな定義から、雑草とは何者かを理解しようとします。
人間の生活圏の中の農耕地以外の場所、たとえば路傍や堤防や公園に生える植物のことを、人里植物あるいは荒地植物と呼ぶことがあります。これも広い意味では雑草に含まれます。

「雑草学」が、さまざまな顔を見せる雑草たちとどのように向き合ってきたのか、次章以降で見ていくことにしましょう。
2生物として見た雑草
雑草はどうして身近にいるのか、なぜこんな形をしているのか、どんな生き方をしているのか?雑草の生態を明らかにしていくことは、合理的な雑草管理のために不可欠な情報を提供するだけではなく、それ自体が刺激的な研究テーマでもあります。
雑草と生育環境
どんなによく見かける雑草でも、どこででも生きていけるわけではありません。北海道と沖縄では分布する雑草は大きく異なります。温度・光・水分・pHといった無機的環境や、刈り取り・踏みつけ・耕起・除草剤散布といった撹乱は、雑草がその場所で生きられるかに大きく影響します。畑の水はけのちょっとした違いで雑草の顔ぶれががらりと変わることもあるのです。このように環境が種(しゅ)の分布にもたらす作用は環境フィルタリングと呼ばれ、種の分布や群集構造を理解する上で重要となります。

雑草の生存戦略
「種子」を例にとってみましょう。種子の大きさと数、休眠性、発芽に適した温度・光・水分・土壌深度などは、その雑草が耕地・緑地・都市など、どんな環境に強い戦略をもっているのかを知る重要な手掛かりとなります。このように、雑草の様々な特性―例えば、繁殖、生活史、成長、他の生物との相互作用などの視点から、多様な生存戦略を解き明かすことは、雑草学の重要な役割のひとつです。

雑草の進化
人間がもたらす撹乱は、時に強烈な選択圧となり雑草の進化を駆動します。例えば、同じ除草剤を繰り返し使うと、その除草剤への抵抗性を持つ個体に選択がかかり、除草剤抵抗性の進化が起こります。どのような突然変異により抵抗性が獲得されたのか、その進化メカニズムの解明が進んでいます。また、同一の種でも田んぼと畑、都市と農地といった異なる土地利用に適応進化をとげることもあります。雑草は進化研究の優れた材料でもあります。

雑草同士の相互作用
雑草群集をあらためて見てみると、あたり一面に1種が優占していたり、狭い範囲でも多くの種が共存していたり、様々な様子が観察できます。雑草同士は、光や養分をめぐって競争したり、他種の成長を妨げる物質を放出したり(アレロパシー)、他種の送受粉を邪魔したり(繁殖干渉)、時には他種に寄生したりと、様々な相互作用をします。一方で、光が好きな種と陰が好きな種というように、ニッチ(生態的地位)が異なることで円満に共存できたりもします。雑草群集の構造を紐解いていくことは、生物多様性の維持機構への理解や適切な雑草管理へと繋がる重要な課題です。

3農業にとっての雑草
20世紀以降、品種改良や化学肥料に代表される大規模な農業技術革新(通称「緑の革命」)により農業の生産性は格段に向上し、収量性を高めることで世界の人口増加に対応してきました。ところが、技術が進歩したと思われる現代の農業において、雑草はますます深刻な脅威となっています。農業を行う上で、なぜ雑草の駆除が必要なのか?農家の視点から理由を考えてみましょう。
なぜ雑草を放置できないか?

① 作物収量の低下
収量=収益に直結するので、雑草による減収は経営上看過できません。雑草は作物との間で土壌養分(肥料)や水分、光合成に必要な光などをとりあい、作物の生育を妨げます。

② 作物品質の低下
作物を生産する上で収量と同じくらい重要なのが「品質」です。玄米に混入するクサネムの種子やダイズの収穫時に汚れを付けてしまう雑草ホオズキ類などは品質(等級)の低下を引き起こします。

③ 作業能率の低下
作物の収穫にはコンバインのような大型機械が用いられますが、収穫時に雑草が残っていると、機械の内部に詰まってしまい、作業能率は大幅に低下します。最悪の場合には機械収穫を諦めて、人の手で収穫せざるを得ない場合や、収穫を放棄するケースもあります。

④ 病虫害の助長
宿主となる雑草を放置することで病虫害の発生を助長し、収量や品質の低下を招くことがあります。水田畦畔の草刈りが不十分で、出穂したイネ科雑草を放置すると、斑点米カメムシの発生を助長します。イネの白葉枯病では、病原細菌が雑草に感染して越冬し、翌年の発生源となります。

⑤ 景観の悪化
「雑草だらけの田畑」=「管理が不十分」という共通認識や、「雑草だらけの田畑が近隣の害虫や害獣の温床になっている」という考えが昔から根強い地域も多く、必要以上の労力をかけて除草し農地を管理されているケースがあります。周囲の視線や美的感覚といった心理的な要因も少なからず影響しているのかもしれません。

雑草との戦い
雑草は農地の環境や農作業体系に適応することで生き残ってきました。効果の高い除草剤が新たに開発されている一方で、使用頻度の高い除草剤に対しては抵抗性を持つ雑草が出現するなど雑草も生き残りに必死です。また、戦後に海外との貿易が盛んになった結果、輸入品に紛れて強力な外来雑草も国内へ次々と侵入しており、対策に追われています。人と雑草のいたちごっこが続いています。


雑草も無駄じゃない?
昔は畔草を含め刈り取った雑草が家畜の貴重な餌であり、今も畑に敷けばマルチ代わりとして雑草抑制に役立ちます。作物の収量や品質に影響を与えない程度に多様な雑草が生存することで、害虫を捕食する天敵昆虫の住処となり、農地の生物多様性も高まっていくことが期待されます。
雑草が持つ多様な遺伝子は作物の品種改良にも役立つ可能性があります。雑草の驚異的な成長力を、温暖化対策としての炭素隔離や汚染物質除去(バイオレメディエーション)に活かそうとする試みもあります。雑草と共存することで得られるメリットもまた、雑草学が追及する対象です。
4外来雑草
生物のある種が、人間の活動によって自然生息域から離れた場所に侵入することを生物学的侵入(biological invasions)と呼び、その種のことを外来種(exotic species, alien species)と呼びます。例えば畑の雑草の場合、種数でみると外来種はおおよそ半分を占めます。

外来種の規制や駆除には大きなコストがかかります。一律に「外来雑草=悪者」とみなすのでは、限りある資源(予算)で効果を上げることはできません。外来雑草をめぐる問題を正しくとらえ、その侵入に適切に備えていくことは、現代の雑草研究の重要な使命の一つです。
外来雑草の侵入経路
外来種の侵入経路を把握することは、導入やその後の分布拡大を防止するために重要です。外来種の侵入は、大きく「意図的」か「非意図的」かに分けられます。
「意図的」とは、鑑賞・緑化・飼料・食用といった目的で利用するために導入した種が、後に栽培環境から逸出して拡散するケースです。例えば水域に繁茂する外来水草の多くは、アクアリウム由来と言われています。
「非意図的」とは、国内外のヒトやモノの移動に伴って繁殖体が侵入して拡散するケースです。畑作で大問題になっている外来雑草の一部は、輸入飼料の中に雑草の種子が混入し、それが家畜糞堆肥を経由して広がったと言われています。

予防は治療に勝る
外来種は、①導入②定着③分布拡大というステップを経て広がり、広がるほど影響力を増していきます。このうち①の段階でいかに防ぐかは、被害を未然に防ぐためにとても重要な課題です。
日本では、改正・植物防疫法が2023年に施行され、国内防除や輸出入検疫の対象に雑草が加わりました。この改正は雑草害の予防への大きな一歩になります。
海外を侵略する日本の在来植物
日本が一方的に外来種の侵略を受けているわけではありません。日本原産の植物が、海外で侵略的外来種として猛威をふるっているケースもあります。
クズは北米に、イタドリはヨーロッパに、それぞれ当初は有用植物として導入されましたが、その後、生態系や人々の生活に深刻な被害をもたらすようになりました。両種は国際自然保護連合(IUCN)により、世界の侵略的外来種ワースト100に挙げられています。

5雑草管理のテクニック
農業やその他の人間活動を脅かす雑草と戦うために、私たち人間はさまざまな武器を持っています。ただし、場面に応じて適切な方法を選択するには、ターゲットとなる雑草の生理・生態的な特性をよく理解することが重要です。
耕す
田畑で土を耕す作業は、土を柔らかくして作物の根の生育を助ける意味もありますが、雑草を防ぐ意味合いも大きいのです。耕すことで雑草を土の中に埋め込んで枯らしたり、雑草の種子を出芽できない深さに埋め込んだりします。空気が乾く冬季に水田を深く耕すことで、乾燥に弱い多年生雑草の栄養繫殖体を地表にさらして枯死させることもできます。

作物の生育期間中に、トラクターに装着したカルチベータ(通称カルチ)で作物の列と列の間を耕すことを中耕(ちゅうこう)といいます。雑草を減らすとともに作物の根の成長を助ける、大切な作業です。
草刈り
雑草の中には刈り取りに強い種と弱い種があります。ポイントは成長点(新しい葉や茎が作られる部分)の位置です。成長点が高い位置にある雑草は、刈り取られることで成長点が失われ、大きなダメージを受けます。一方、イネ科雑草やロゼットをつくる雑草、シロツメクサのように成長点が地面ギリギリの位置にある雑草は、成長点が刈り取られずに残るため、頻繁に草刈りが行われる水田の畦畔やゴルフ場の芝生の中で逆に増えていきます。

マルチング
雑草の芽生えには光が必要なので、わらやマルチフィルムなどの被覆物で地表面に当たる光を遮ることにより、雑草の発芽を抑えたり、芽生えを枯らしたりすることができます。
畦畔・路傍や太陽光パネルの敷地などでは、繰り返しの草刈りを省くため、耐久性が高く何年も張ったままにできる防草シートが利用されます。

生物の利用
雑草を食べる昆虫や雑草に感染する病原菌を使って雑草を抑える方法も考えられ、海外では成功例もあります。わが国でもかつて、ある雑草だけを特異的に枯らす細菌を利用した微生物農薬が開発されたことがありましたが、コスト面などの問題で残念ながら普及には至りませんでした。
牛、馬、ヤギなどの草食性の家畜を放牧することで、雑草を抑えることができます。クズなどは家畜の大好物なので、うまく利用すれば問題解決の一つの方法となるかもしれません。ただし、家畜が逃げ出して事故を起こす危険性や、排せつ物による悪臭問題などにも配慮する必要があるでしょう。

植物の力で雑草を抑える
農耕地では作物が育って農地全体を覆うこと自体が、強力な雑草抑制効果を発揮しています。芝地のシバも、それ自身が雑草の発生を抑える役目を果たしています。河川敷などで猛威をふるうアレチウリやオオブタクサなどの外来植物は、春から夏にかけて他の植物が茂っていると、芽生えに十分な光が当たらず育つことができません。植物のもつアレロパシー作用を雑草抑制に利用する試みもあります。
除草剤の利用
以上のような方法を使っても管理が難しい場合、また費用の面から人手をかけられない場合などには、除草剤の利用が強力な手段となります。詳しくは、次章にて見ていくことにしましょう。
6除草剤
農薬のうち、雑草を枯死させることを目的として用いられるものが除草剤です。現代農業の多くの場面で、除草剤は雑草防除手段の主軸となっています。
除草剤の経済効果
農業場面で除草剤が広く使われる目的は、除草労働に費やされる時間を短縮し、経営を成り立たせることにあります。次の図は水田における除草時間の推移を表したものです。除草剤が使われる前の1949年には、10a当たり50時間以上かかっていた除草作業が、近年ではわずか1時間程度で済むようになりました。これは単なる人件費削減ではなく、暑い田んぼを這いまわる過酷な除草労働からの解放も意味していました。

選択性除草剤と非選択性除草剤
除草剤には、ほぼ全ての種類の植物を枯らすタイプのもの(非選択性除草剤)と、特定の種類の植物のみを枯らすタイプのもの(選択性除草剤)があります。
選択性除草剤には多くの種類があり、作物の種類ごとに、その作物に対しては安全で、他の植物(雑草)を枯らすものを選んで使います。例えば、水田で田植えの前後に用いられるのはこちらのタイプです。

非選択性除草剤は基本的にすべての植物を枯らしてしまうので、通路や空き地のような、植えられた植物がない場所で使われます。農耕地でも、例えば作物を植え付ける前に生えている雑草を枯らして畑をきれいにしたいというとき、非選択性除草剤の中で効果がすぐに消えるものを選んで使用することがあります。
剤型の進歩
除草剤には液体や粒など色々なタイプのものがあります。このような農薬の「形」のことを「剤型」といい、農薬メーカーの技術力の見せ所の一つになっています。
ホームセンターなどで売られているシャワータイプの除草剤は、希釈の手間もいらず、必要な時にキャップを外してまくだけで手軽に家周りの雑草を枯らすことができ、農薬に慣れていない一般の方にも便利なものになっています。
水田で使われる除草剤は、最初、水に溶かして背負い式散布器でまくタイプのものでした。やがて10a当たり3~4kgの粒をまく3キロ粒剤が普及し、さらに軽量化を図った1キロ粒剤に変わりました。近年では薄めずに散布できるフロアブル、有効成分が田んぼの水の中を拡散する性質を持たせたジャンボ剤や少量拡散性粒剤など、さらに使い勝手の良い製剤が開発され、除草作業の一層の省力化に役立っています。

除草剤の作用機作
農薬が標的となる生物に作用するしくみのことを、「作用機作」(さようきさ)といいます。除草剤の作用機作の多くは植物特有の生理作用を狙ったものとなっています。
たとえば、植物は光合成によって自ら必要な栄養を作って生きていますが、ある種の除草剤はその光合成を止め、植物を栄養不足にしてしまいます。
植物が葉緑体の中で葉緑素を合成するのを妨げる除草剤もあります。その結果、葉緑素の部品が細胞内に大量に溜まって暴れん坊のラジカル物質となり、葉枯れを起こします。
またある種の除草剤は、葉緑体の中で葉緑素を守る役目を果たしているカロテノイド色素の生成を妨げます。保護がなくなった葉緑素は分解され、植物は育つことができなくなってしまいます。

植物は体を構成するたんぱく質や脂質の基となるアミノ酸や脂肪酸も自分で合成しています。ある種の除草剤は、それらの合成を阻害し、植物の成長を止めてしまいます。
植物特有のホルモン、例えばオーキシンと似た働きを持つ除草剤もあります。これを植物に多量に与えることにより、本来のホルモンの作用を乱して植物を枯らします。

安全性を担保する農薬登録制度
農耕地で用いる除草剤は、農薬登録されたもの(ラベルに農薬登録番号と、その作物に使うための使用方法が明記されているもの)でなければなりません。
農薬メーカーが農薬登録を取得するには、薬効、薬害、毒性、残留などの多岐にわたるデータを農水省に提出し、厚労省や環境省、食品安全委員会も含めた審査を受け、合格しなければなりません。この過程で、消費者にとって安全な薬剤の使用量や使用方法が設定され、農薬の製品ラベルに記載されます。従って、農薬を使用する人はこのラベルに書かれた使用方法をしっかり守って使う必要があります。
農薬登録制度については、農林水産消費安全技術センター(FAMIC)サイトの「農薬」の項に詳しい情報があります。
除草剤抵抗性との戦い
よく効くからといって同じ除草剤ばかり使い続けていると、その除草剤が効かない抵抗性雑草(抵抗性バイオタイプ)が増えるリスクが高まります。異なる作用機作を持つ除草剤をローテーションで使ったり、異なる作用機作の有効成分を組み合わせた混合剤を使ったりすることで、除草剤抵抗性雑草の発生を防ぐことができます。
7雑草と人間
雑草をめぐる文化を掘り起こしてその継承や活用の方法を考えたり、雑草の新たな利用価値を見出したりすることも、雑草学の役割の一つです。
春の七草
正月七日におかゆに入れて食べられる「春の七草」は、セリ、ナズナ、ハハコグサ、ハコベ(コハコベ・ミドリハコベ)、コオニタビラコ、カブ、ダイコンの7種とされています。最後の2種を除く5種は田畑や路傍に生える雑草です。もっとも、セリは栽培もされていますし、江戸時代にはナズナも野菜として売られていました。作物と雑草の境界は意外とあいまいです。

救荒植物
かつて気候不順や病虫害を原因として飢饉が発生したとき、命をつなぐために食用にされた植物を「救荒植物」といいます。ヒガンバナは中国原産の有毒植物ですが、地下の鱗茎にデンプンを蓄えるので、毒抜きをすれば食料になります。農村の畦畔や墓地にヒガンバナが多いのは、昔の人々が飢饉に備えて植えたもののなごりと考えられています。

史前帰化植物
帰化植物ではない日本の植物でも、人里でないと見られないものがあります。人が住むようになる前、彼らはどこにいたのでしょう?前川文夫(1943)は、そのような植物は、古く大陸から農業が伝来した時代に持ち込まれた帰化植物なのではないかと考え、これを「史前帰化植物」と呼びました。前川説には見直しが必要なところもあります。しかし、私たちが「伝統的」と思ってきた農村景観の中にも外来種がたくさんいることは、まちがいなさそうです。

栽培植物の起源と雑草
私たちの命はたくさんの栽培植物によって支えられています。その栽培植物の多くは、広義の雑草の中で食べられるものが、遠い過去に栽培化されたものと考えられています。イネも、もとはといえば、雑草的な野生イネ科植物の一つだったのです。
作物の中には、雑草と交雑してさらに進化したものもあります。コムギ(6倍体)は、原始的なコムギ(4倍体)と雑草であるタルホコムギ(2倍体)が自然に交雑して生まれたものです。
中尾佐助は、名著『栽培植物と農耕の起源』の中で、次のように述べています。「いまわれわれが食べているパンのふくらみを愛する人は、それが雑草がムギ畑に生えていたおかげであることを忘れてはならない。」
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