お知らせ
第51回大会におけるミニシンポジウムについて
2012年2月21日更新
日本雑草学会第51回大会運営委員会
第51回大会では,ミニシンポジウムを企画しております。申し込みの方法や締め切り等のスケジュールが従来と一部異なっておりますので,ご注意いただきますようお願いいたします。
1. 趣旨
前大会である創立50周年記念大会では,その節目の大会ということで,新たな企画としてセッション形式での講演を行うこととなりました。セッション形式では,特定のテーマについてより多くの方に出席していただき,より総合的な議論を深めることを目的としました。残念ながら50回大会が開催されなかったため,新たな企画としての総括を行うことができませんでしたが,準備を進める中で様々な問題点も見えてきました。
そこで,セッション形式での「より多くの方に,より総合的な議論を深めてもらう」という方針は変えずに,一つのテーマにより絞り込んで議論をすることを目的に,51回大会では,ミニシンポジウム形式を導入することとしました。参加者の皆様におかれましては,趣旨をご理解いただき積極的なご参加をお願いいたします。
2.内容
51回大会におけるミニシンポジウムと50回大会のセッション形式の違いは以下の通りです。従来の小集会に近いものとなっていますが,講演要旨の提出が必要です。なお,今回は小集会の開催はありません。一般講演・ポスター発表につきましては、49回大会までの通りとなります。
ミニシンポジウム(第51回大会) |
セッション形式(第50回記念大会) |
|
テーマの設定 |
一般募集 |
一般募集(一部運営委員会提案) |
オーガナイザー |
複数名可。但し正会員。 |
原則1名※ |
講演者・講演内容 |
オーガナイザーによる招待のみ。 |
テーマに対して一般から募集。招待も可。 |
講演枠 |
1枠45分以内。厳守。 |
1枠90分としていたが,一般から応募のあった講演数により増減した。 |
講演要旨 |
要。テーマで1つあるいは講演ごと。 |
要。講演ごと。 |
スケジュール |
テーマの募集〆切は12/13。他は従来通り(申込スケジュール参照)。 |
公募したテーマに対して講演を募集したため,大幅に早期化。 |
※当初の扱いが決まっていなかったため混乱が生じた。
(参考)セッション形式の準備段階で明らかとなった主な問題点。
・セッション形式の位置づけがあいまい。→ミニシンポ的なものから、一般講演の取りまとめ的なものまで。
・スケジュールの大幅早期化。特に講演申し込みの〆切が早すぎるとの意見が多数寄せられた。
・小集会の代わりとしてはオーガナイザーによる自由度が低く,オーガナイザーが想定していない講演が含まれるケースも多々あった。
3.ミニシンポジウムテーマ決定
皆様からご提案のあった6テーマに加え、昨年度30周年を迎えた韓国雑草学会より講演者を招聘し、国際交流委員会がオーガナイザーとなって国際ミニシンポジウムを開催することとなりました。テーマは以下の通りです。
テーマ | オーガナイザー |
国際ミニシンポジウム―Herbicide Resistant Weed in Korea | 国際交流委員会 藤井義晴(東京農工大) |
技術士の薦め―植物保護分野における技術士の役割、資格取得状況および試験対策― | 渡邊寛明氏(中央農研) |
東日本大震災による被災農地の復興に向けての植生管理上の課題と対策 | 小笠原勝(宇都宮大)・小林浩幸(東北農研)・浅井元朗(中央農研)・嶺田拓也(農工研) |
夏畑雑草の埋土種子動態:湛水で減る種子、減らない種子 | 今泉智通(中央農研) |
知られざる雑草、識られざる雑草;池底の未記載種と畦畔の絶滅危惧種 | 吉岡俊人・赤井賢成(福井県立大) |
雑草における雑種形成をめぐる諸課題 | 冨永達(京都大) |
現場で使える研究成果とは?戦略的な外来種管理に向けての次の一歩-特定外来生物オオハンゴンソウを事例として- | 水口亜樹(福井県立大) |
※なお、テーマ「技術士の薦め―植物保護分野における技術士の役割、資格取得状況および試験対策―」につきましては、植物保護関連5学会(日本植物病理学会、日本農薬学会、日本応用動物昆虫学会、植物化学調節学会、日本雑草学会)での取り決めにより、5学会の会員であればこのミニシンポジウムへの参加に限り無料で参加できます。
4.お問い合わせ
○大会に関する問合せ先
大会運営委員長 與語 靖洋(農業環境技術研究所)
大会運営副委員長 藤井 義晴(東京農業工業大学)
大会幹事 松尾 和人(農業環境技術研究所)
本部:〒305-8604 つくば市観音台3-1-3
農業環境技術研究所 生物多様性研究領域 松尾和人 宛
E-mail: conf2012@wssj.jp,電話・Fax:029-838-8271(松尾),電話:029-838-8244(與語)
○プログラム等に関する問い合わせ先
大会運営幹事(プログラム担当) 黒川俊二(中央農業総合研究センター)
E-mail: conf2012@wssj.jp,電話:029-838-8953
大会に関する最新情報を学会ホームページ(http://wssj.jp)に掲載します。必ず確認して下さい。