求む!‘雑草度合い’の判断をして下さる方! |
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雑草学会学術研究部会「雑草リスク評価研究会」 |
日本には多くの雑草が国外から持ち込まれ、定着しています。そうした雑草による被害を防ぐためには、未然に侵入を防止することが何より重要です。どのような草種の被害がより大きいか、を客観的に予測するシステムができれば、侵入雑草問題の対策立案や政策提言に大きく貢献するでしょう。
雑草学会学術研究部会「雑草リスク評価研究会」では、日本における雑草リスク評価システムの構築を目指して活動しています。その一段階として、オーストラリアで開発された雑草リスク評価システム(Australian Weed Risk Assessment System-AWRAS)が日本に適用可能か、を検証したいと考えています。そこで、日本の植物をよく知っている方々による雑草性の判断と、AWRASの評価結果とを比較したいと思います。
日本の植物300種(あるいは分類群)について、ご自身の知識、経験をもとに雑草度合い(Weediness)を判断して下さる方を募集いたします。ご協力いただける方は、7月20日までに、西田宛、E-mailでご連絡下さい。より詳しい内容を知りたいといったご質問だけでも結構です。
ご協力いただける方には、植物種のリストをお送りいたします。お送りしたリストの各草種について、その雑草度合いを大(serious
weed)、中(minor weed)、小(non-weed)
の3段階で判断して下さい。また、雑草度合いが“大”、“中”と判断された雑草については、どのような場面を想定しているかを「農業、自然環境中、その他」でお答え下さい。さらに、全ての種について、有用性を大、中、小の三段階で評価して下さい。
回答は10月31日までに、下記西田までご返送下さい。皆様の回答は、AWRASの日本への適用を目指した論文で使用させていただきますので、予めご承知おき下さい。また、このWeb上でも結果をお知らせいたします。なお、回答には、所属、氏名をご記入頂き、論文等で発表する際は、「謝辞」でご協力頂いたことに感謝の意を表したいと思います。また、Web上でもご協力頂いた方々の名前を公表したいと思います。しかし、「誰がどのような回答をしたか。」が明らかになるような形では、公表いたしません。
独立行政法人 農業・生物系特定産業技術研究機構
畜産草地研究所 放牧管理部 草地管理研究室
西田智子
連絡先:Tomoko.Nishida@csiro.au
(なお、2005年3月末までは、オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO) Entomologyに滞在しております。電話等での連絡が必要な方は、下記をご利用下さい。
電話:+61-2-6246-4343、ファックス:+61-2-6246-4133)