New!第1回研究会開催決定!(2016年12月1日)

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日本雑草学会学術研究部会「雑草情報共有システム研究会」について

日本の農業生産現場、特に土地利用型作物生産では近年、除草剤では防除が困難な新たな難防除雑草による被害が拡大しています。なかでも、畑作では帰化アサガオ類、アレチウリなど海外から新たに侵入する草種による雑草害、水稲作では雑草イネによる赤米混入被害や除草剤抵抗性雑草による被害が大きくなっています。 これらは既存の防除体系では防除ができないことから、雑草の生理生態の解明に基づく総合的防除技術を早急に確立するとともに、現場での早期発見に務める必要があります。加えて、現在は顕在化しておらず、私たち自身も見逃している様々な難防除雑草の日本への、さらには農耕地内への侵入が多発的に始まっている可能性もあります。

上述のような難防除雑草は侵入を水際で防止することがなにより重要であり、そのためには全国に雑草に関する情報網を構築することが望ましいですが、残念ながら雑草を専門とする研究者・技術者や機関は病害や虫害と比較すると極めて限られております。

そこで、全国に散在する関連分野の研究者、技術者のみならず行政担当者や農業者を含めたネットワークを構築し、その間で雑草に関する情報を有効に共有するシステムの確立が求められています。

人材不足は防除技術開発の場面でも顕在化しつつあり、一機関では対応しきれない状況が多く見られます。こうした場合、多機関が連携し、それぞれが得意分野を受け持って技術開発にあたる必要があり、そのためにも関連情報の共有が前提となります。

このようなことから、本学術研究部会では、雑草関係の研究者、技術者、行政担当者や農業者が日本における雑草に関する情報を有効に共有するシステムのかたちはどのようなものであるかを議論するとともに、考案したシステムを実際に試行し、また、共有された情報を活用して具体的な技術開発や現場での対策策定に活かす取り組みを推進します。

本サイトに掲載されているコンテンツの多くは、中央農業総合研究センターが開発した研究者と農業現場が相互に情報を発信・共有できる「雑草生物情報データベース」から日本雑草学会に移譲されたものです。