ご案内


日本雑草学会第51回大会「若手の会」


「若手の会」の開催を下記のように企画しております。若手の会と称しておりますが、年齢制限はありません。雑草学会の会員の方でなくても構いません。皆様お誘い合わせの上、奮ってご参加ください。

【勉強会】

テーマ:圃場と周辺環境をつなぐ生物の営みをさぐる

趣 旨:作物生産に直接被害をもたらす雑草や害虫については、これまで多くの研究がなされてきましたが、それ以外の生物についてはあまり関心が寄せられてきませんでした。しかし、そうした生物の中には、雑草や害虫を補食したり作物の結実を助けたりすることで、様々な恩恵を我々に与えてくれるものもいます。逆に、雑草を運んできたり病原菌を媒介したりすることで、間接的に被害をもたらすものもいます。これまで見落としがちだった生物間のつながりを意識すると、圃場で起こる様々な出来事(作物の成長や結実、雑草の繁茂や害虫の発生など)をより深く理解することができるのではないでしょうか。このような生物の多くは、圃場だけでなく周辺に広がる環境も利用しながら生活を営んでいます。従って、圃場とその周辺環境が、その生物の動態にどのような影響を与えているのかを理解する必要があります。今回は、雑草種子を食べる種子食昆虫や害虫を食べるクモ類の生態について、圃場内と圃場周辺環境の両方に目を向けて研究している方々に話題を提供していただきます。そして、改めて圃場という環境を周辺環境をも含めて捉え直す機会にしたいと思います。

日 時:平成2446日 1000

場 所:農林水産技術会議事務局・筑波事務所本館

参加費:無料

プログラム:趣旨説明 下野嘉子(京都大学)

       1.市原実(静岡県農林技術研究所

         「種子食昆虫による雑草種子の低減効果−圃場周辺環境の重要性」

       2.馬場友希(農業環境技術研究所

         「農地の周辺環境におけるクモ類の多様性:ソースとしての役割に着目して」

【雑草観察会】

日 時:平成2446日 1330

場 所:筑波事務所周辺およびつくば市内ムギ畑等(予定)

【懇親会】

雑草観察会終了後、筑波事務所周辺にて。会費は未定ですが、学生の会費は500円程度の予定です。

【宿泊】

45日・6日は筑波事務所の宿泊施設を利用できます。宿泊費は1850円、21050円です。部屋数に限りがありますので、定員に達した場合は学生を優先させていただきます。

【申し込み】

平成2435日(月)までにE-mailにてお申し込み下さい(氏名,所属,勉強会/雑草観察/懇親会の出欠,宿泊の有無、メールアドレス)。宿泊希望者は、上記に加えて宿泊希望日、性別、連絡先電話番号(所属機関の電話番号で可)をお知らせください。宿泊以外の申し込みは当日も受け付けますが、配布資料等の準備のため、事前申し込みにご協力ください。雑草学会若手の会ホームページ https://sites.google.com/site/zassougakkaiwakatenokai/もご覧下さい。

申し込み先、問い合わせ先:若手の会 E-mail: zassouwakate@gmail.com

若手の会 世話人 水口亜樹今泉智通・下野嘉子・市原実